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⑫【エステ・追究する】透明感のある肌を創るポイントは、「角質ケア」と「リンパマッサージ」
エステサロンで行っている美白ケアとしては、シミやくすみを取り除きながら、健康的な肌に戻していくことです。
「美白ケア」の場合、医療機関であれば、レーザーや薬剤を利用して「シミを消す」治療を中心に行っていきますが、エステでは「即効的な治療行為」を行うことはできません。しかしながら、「シミができにくい肌づくり」を行うことは可能です。
そのため、どのようなエステサロンにおいても「美白ケア」の中心技術として「角質ケア」と「リンパマッサージ」が行われています。
お客さまの声にもあった「色ムラ」も肌の新陳代謝が衰えていたり、角質の状態が不均衡であったりすることが原因です。角質を正常な状態に整えることで、肌内部の新陳代謝を促し、美容成分を深部まで届けることができるようになるわけです。
実際、エステサロンのメニューを見ても、美白ケアとしてパックとリンパマッサージを組み合わせて行われているケースが多いようです。特に、「石膏パック+ビタミンC誘導体パック」や「持続型ビタミンCパック+ラップ」などのWパックは美白効果が高く、人気の高い技術となっています。
石膏にしてもラップにしても、肌に密着して皮膚温(皮膚表面の温度)を上昇させることで、美白に有効な成分の浸透が高まりますし、皮膚温が上昇することで血流が促進され、肌のくすみが解消されていきます。
リンパマッサージも同様です。リンパの流れを改善させることで、老廃物の排出を促し、体液の循環を改善します。シミやくすみなどの問題も肌の新陳代謝が乱れていることから起こりやすくなりますので、肌の新陳代謝を整えていけば、まだ肌表面には出ていない潜在的なシミにも働きかけることが可能ですし、肌表面にシミが出てきたとしても肌本来の正常なターンオーバー(新陳代謝)が行われていけば、シミのできにくい肌づくりが実現できるのです。
エステサロンの場合は、「即効的な美白対策」よりは、肌の改善にプラスアルファの効果を加えながら色白美人になるお手伝いをしています。
ラ・ボーテ・アクアボン
森本 チヅ子 さん
東京・表参道で美を追求する女性たちのサポートを行っている。日本エステティック協会認定TEA、CIDESO国際エステティシャンなど、多数の資格を有している。











