シリーズ1・「なぜシミができたか」がわかれば、ぴったりの改善策が見つけられる

⑥くすみの原因は、間違ったスキンケアかも

くすみとは、肌の色が黒っぽく沈んだトーンに変化し、ツヤや透明感が失われた状態のことです。
くすみの原因として、紫外線や加齢による、肌の乾燥や血行不良などがあげられます。
長年紫外線を浴び続けた肌は、だんだんメラニン色素が蓄積され、次第に皮膚全体が黒っぽく見えるようになり、いわゆるくすんだ状態になります。
また、間違ったスキンケアで肌のキメが失われてしまった方が多くみられます。化粧を完璧に落とそうとして、こすったり洗いすぎたりした、自称敏感肌・乾燥肌の方が少なくありません。こすり過ぎ・洗い過ぎることにより皮膚のバリア層が破壊され、乾燥してシワになったり、炎症が続くとやがてシミ・くすみに移行してしまうのです。

日本人は皮膚がんにかかりにくい(年間約8600人:2006年 国立がん研究センター発表)ため馴染みがありませんが、こちらも紫外線が原因です。中でも日光角化症(Solar Keratosis)はシミと区別がつきにくいことが多いので、急に質感の変わったシミができたら病院へ行った方が良いでしょう。