Vol.1…「コスメ成分表を見てみよう!」
コスメには、抗酸化効果・美白効果・アンチエイジング効果など多くの機能が求められ、多種多様の成分が配合されています。そして現在の法律では、全成分の表記が義務付けられています。中には何のために配合されているのかわかりにくい成分もありますが、みなさんは成分表をチェックしたことがありますか?
◆ コスメは基本的に全成分を表示
成分表は加工食品や洗剤、医薬品などにも記載されています。それぞれに取り決めがあり、食品の場合は「保存料」や「着色料」のような表記で良いのですが、化粧品の場合は成分の名称を全て記載する決まりになっています。そして、配合率の高い成分から順に表記されます。
成分の機能や役割を理解すれば、その製品にどんな効果があるのかが自分でわかるのです。
表を見てください。
これは、高配合のビタミンC誘導体にビタミンE誘導体を加えた製品です。パッと見ても、知識がないとどの成分がそれに該当するのかわかりませんね。このため、自分が欲しい成分は名称を覚えておく必要があります。
▶I社製化粧水の全成分表。「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」がビタミンC誘導体。また「トコフェリルリン酸Na」がビタミンE誘導体のことです。

ビタミン類は成分の名称が複雑な場合がほとんどです。WEBやチラシなどの広告で、「ビタミンC高配合」とキャッチコピーが付いていたら、どの成分がビタミンCなのか、ちょっとだけ調べてみてはいかがでしょう。
意外な発見があるかもしれません。