美しさに挑戦!カラダキレイ

Vol.1…「あざって、消えるの?」

今回のお悩み…

こんにちは。
エビデンスタイル創刊号、楽しく読ませて頂きました。シミについてのメカニズムや予防・ケアなど、いろいろ勉強させて頂きました。
さて、私には生まれつきの「あざ」があるのですが、これは薄くしたり、消したりすることはできないのでしょうか? (30代・女性)

読者の方からご質問をいただきました。
体のどこかをぶつけてできた「あざ」は時間が経てば消えていきますが、生まれつきある「あざ」はずっと残っていることが多いですよね。
そこで、大名町スキンクリニック院長・橋本慎太郎先生に「生まれつきのあざ」について聞いてみました。

お答えA

お悩みを拝見いたしました。
前回のエビデンスタイルにもありましたように、「シミ」は表皮のメラノサイトがメラニン色素を異常産生することにより起こります。
これとは別に「あざ」は真皮の色素病変で、シミとは別のものです。
Qスイッチレーザー(※)を数回照射することで消す(改善する)ことも可能ですが、あざの種類によって、治療効果が異なってきます。
ほとんどのあざは皮膚の疾患として健康保険の対象となります。
お近くの専門医(皮膚科・形成外科)にご相談ください。

※…非常に短い時間に強い光を発生し、周囲の正常組織を傷つけることなく
確実にメラニン色素を破壊するもの

答えていただいたドクター
大名町スキンクリニック
橋本 慎太郎 先生


1994年、金沢大学医学部卒業。同年、金沢大学医学部産婦人科に入局。医局人事により多数の病院に勤務。産婦人科・美容皮膚科領域の研究及び臨床経験を積み、2000年に大名町スキンクリニックを開院。日本補完代替医療学会・認定学識医。日本産婦人科学会・正会員。日本医学脱毛学会・正会員。日本美容医療学会・準会員。

次号発刊は2013年5月27日予定です。