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季節の「食」で、体の中からキレイに。食導健美コーナー

Vol.1・…キレイへの近道は、旬のチカラ

旬の体 春は雪解け、解毒の季節。肝臓の健康がカギ。

 さて、春は冬の間に溜まった体内の毒素を排出し、夏にむけて体調を整える時期です。
体内における解毒のエースは「肝臓」です。自律神経にも大きく作用し、「気」がスムーズに流れるよう調節する働きもあります。しかし逆に肝臓は、ストレスの影響を受けやすい臓器でもあります。一日の中でも特に朝は負担がかかりやすいので、朝食は脂の摂り過ぎに注意し、『肝』の疲れを取りやすい酸味を取り入れてみましょう。
また、青(緑)色のものは、肝臓の血液循環を促進し代謝作用を助けます。春に芽吹く筍やウドなどの山菜、緑色野菜、たんぽぽやヨモギなどの野草、ワカメやアラメなどの海藻類は、特にこの時期食べていただきたい食材です。
ただ、この時期の食材は特に強い力があるので、食べ過ぎると体の負担になってしまうことも。くれぐれも量はほどほどに。

を味わう。

旬の食材 10日で伸びきる生長パワーの食材

「筍」という字の由来は、一旬(10日間ほど)で、
あの「竹」までに生長することからきています。そんなに生長が早いにもかかわらず、竹は弾力性に富み強靭なのだからすごいですね。

●タンパク質や食物繊維、ビタミン類など、
栄養素が豊富
●カリウムが豊富で、血圧を下げる効果がある
●食物繊維は不溶性で腸の働きを活発にし、整腸作用が高まり便秘予防に有効に働く
●筍の切り口に見られる白い粉、チロシンは、うまみの素・アミノ酸の一種
●結石を作るシュウ酸を含んでいるので、カルシウムをたくさん含むワカメやアラメなど海藻類と一緒に摂るとよい

レシピ・筍とアラメの煮物

旬を味わう

 食べやすいアラメを使い、
 体を温めるお醤油で滋味深く仕上げましょう


度にたくさんは食べられない筍。
常備菜にしておくと、毎日こまめにいただけます。

材料(4人分)
ゆで筍 ーーー 150g
梅酢 ーーーー 少々
アラメ ーーー 30g
醤油 ーーーー 適量
ごま油 ーーー 少々

※1 梅酢とは、梅干しを作った時に出る漬け汁のこと
  スーパーや自然食品店で買えます
※2 アラメがなければ、ひじきや切り昆布でも可
※3 目安は入れた水の1/10~1/8の量

●つくりかた

1,アラメはひたひたの水につけ、爪でプチっと切れるぐらいの柔らかさに戻す。
2.筍は、いちょう切りにする。
3.温まった鍋にごま油を入れ、筍をサッと炒め、梅酢を2~3滴落とし蓋をして、
 ごく弱火でしばらく蒸し煮する。
4.鍋から筍を一旦取り出し、ごま油で水を切ったアラメをさっと炒める。
 筍を戻し水をひたひたになるまで入れる。
(戻し汁も一緒に使うとよい)
5.やや強めの中火にし煮立ったら、醤油を加え、落し蓋をして弱火で煮汁がなくなるまで煮る。

※レシピ提供:正食協会

次号発刊は2013年2月25日予定です。