Vol.2…季節の「食」で、体の中からキレイに

体もジメジメは嫌い。余分な湿気は外へ。
一般的に季節というと春夏秋冬があげられますが、身体の周期には「梅雨」が大きな季節として関係してきます。
空気と同じく、体も「湿(湿気)」を溜めやすくなるからです。まず、鏡で自分の舌をチェックしてみてください。ベットリと白い苔がついていたら、湿が溜まっている可能性大です。
また夏は「心(心臓)」と小腸のエネルギーの流れが旺盛に。 小腸で栄養を吸収、心臓でその血液をどんどん循環させるので体は大忙しです。
心臓は「ハート」と呼ばれるだけあり、気持ちにも大きく影響するので、気持ちの高揚が度を過ぎると、
「心」が疲れ、循環系も鈍ってしまいますよ。
身体の内側の『除湿』は、食べ物がお手伝い
湿(湿気)が影響してくると、体が重たくなり疲労感や食欲低下・下痢・浮腫(むくみ)のもととなります。
胃腸の働きが弱まりやすいので、胃に負担の少ない「穀物」を多めにし、天日で干された乾物(ひじき等海藻類、切干大根など)を積極的に摂りましょう。また梅雨の名前にある梅は、旬であり、天日に干す梅干しは特におすすめです。
そして夏。 気温も上がりエネルギーが旺盛になります。夏の野菜は身体を冷やす役割がありますので、自然の体内クーラーとしても旬を摂ることは理にかなっています。しかし水分も多いため、過量な水分摂取につながりやすいのが難。余分な水分を排出しやすい食材、ハト麦・西瓜(スイカ)やキュウリなど瓜科の物、緑豆・もやしなどを上手に摂るといいでしょう。
「心」に良いとされている食べ物にトマトがあります。
トマトの赤は血と関係し、形も心臓の形に似ていますね。成分であるリコピンは、血管に詰まった脂汚れを分解する働きがあるので、心臓・小腸のみならず循環器系の負担を軽減してくれますよ。
