配合量について
美白効果の高いハイドロキノン。それでは、その配合量は高ければ高いほどいいの!?と思いがちですよね。ハイドロキノンはシミの特効薬として高い効果があるものの、白斑などの副作用の点から、日本では約10年前にやっと市販品への配合が認められた成分。今でも商品への配合率は市販品のもの、医師の診断に基づき、処方される医療機関専用のもの、とそれそれ上限が決まっています。目的や希望によって自分に最適なものを選んでください。
○ハイドロキノン配合濃度1%〜3%
即効性や効果より安全性を重視する方、気長に長期的に使いたい方、顔全体・背中やデコルテなど広範囲に使いたい方におすすめ。また、シミ予防としても継続して使いたい方も、1%〜3%くらいの配合濃度のものがいちばん手軽です。
○ハイドロキノン配合濃度4〜5%
ハイドロキノン配合商品で市販品のものの上限濃度です。通常は美容皮膚科で処方されているもので、とにかく即効性を求める方に人気があります。しかし、お肌への刺激は強め。敏感肌の方や肌の弱い方が使うには注意が必要です。そうでなくても、気になる部分にのみピンポイントで使用するのがおすすめ。長期的な使用はやめ、お肌に異常が現れた時は、使用を中止し、必ず皮膚科で医師の診断を受けて下さい。
○ハイドロキノン配合濃度6%
市販品の上限濃度を超えていて、医師の診断・処方のもとでのみ使用することが出来ます。かぶれや赤みなどの副作用を伴う場合があります。
配合濃度は4%以下の市販のものでしたら、正しい使用方法で注意事項を守って使用すれば副作用も防げるでしょう。心配な方はまず配合濃度1%〜3%の低濃度のものから、試してみてください。
ハイドロキノン配合化粧品 使用上の注意
@必ずパッチテストを行ってから!
顔に塗布する前に、目立たない場所に塗ってみて、赤みやかぶれがでないか試してみてください。万が一そのような症状が出た場合は使用を中止して下さい。
A紫外線対策は万全に!
ハイドロキノンはとても酸化しやすい成分。酸化した商品を使うと赤みや炎症・ヒリヒリ感が出ることがあります。紫外線が禁物!しっかり日焼け止めを塗り、万全の紫外線対策を。できれば夜塗って、朝にちゃんと洗顔で落とすのがおすすめです。
B高濃度配合のものは長期間塗らない!
長期間、同じ箇所に塗り続けたり、シミではないところに塗り続けたりすると、色素が抜けて白斑と呼ばれる白いシミとなってしまうことも。
C保湿はしっかり!
水分をしっかりお肌に与え、乾燥を防ぎましょう。