ハイドロキノンの副作用

ハイドロキノンの副作用

ハイドロキノンはシミ対策に高い効果を発揮する半面、お肌にも刺激が強く、使用を誤るといくつかの副作用が出る場合があります。一般的に市販されているハイドロキノン配合の商品の配合率は1〜4%くらい。この程度の配合率では、きちんと使用方法を守ればそんなに問題はないと思いますが、いくつかの注意事項は必ず守って下さい。副作用には以下のようなものがあります。

 

@炎症・赤み・ヒリヒリ感
 ハイドロキノンはとても酸化しやすい成分。炎症や赤み、ヒリヒリ感がする、といった症状はハイドロキノンの酸化によりひきおこされるものが多いようです。
酸化させないためには…
 ○紫外線対策は念入りに!
  ハイドロキノン配合の化粧品を使用した時は、必ず日焼け止めを塗って紫外線対策を。外出する時は日傘や帽子などでも、できるかぎり日焼け対策をしてください。できることなら、朝の塗布は控え、夜のみの使用がおすすめです。
 ○冷蔵庫に保管し、早目に使いきる
  開封した商品は、冷蔵庫に保管。なるべく早く使いきるようにしましょう。

 

 ※もともとハイドロキノンはお肌への刺激が強い成分。敏感肌の方、アトピーやアレルギーをお持ちの方はなるべく使用を控えて下さい。

 

A白斑
 白斑とは、塗布した部分の肌が白く漂白されたようになり、白いシミになってしまったもの。メラノサイトが全く機能しなくなり、メラニン色素を作ることができなくなる皮膚病の一種です。いちどそうなるとなかなか元に戻らず、皮膚科での治療が必要になります。そんなことにならないために…
○長期的に使用しない
 高濃度のハイドロキノンを配合した商品を、長期間繰り返し使用するのはNG。使ってみて、「効果が出てきたな」と思ったら、一度塗布を中断。その後1ヶ月くらい様子を見てからもう一度使用を開始する…など、効果を確認しながら、使用することが大切です。少しでも異常が見られたら使用を中止し、皮膚科での診察を受けましょう。
○気になる部分だけスポット的に使用する
 ハイドロキノンが高濃度配合のものは顔全体に使うより、シミが気になる部分のみ使用した方が安全です。これも効果を見ながら、時には使用を一次中断するなどして慎重に使いましょう。夜に塗布したら、朝しっかり洗顔しお肌に残さないようにすることも大切です。